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【レース傾向】’24阪神C・有馬記念 12/21・22のレース傾向とコース特徴

レース傾向と攻略法

【今週のレース】

【阪神C】

《12/21(土)・芝1400m・G2》

京都芝1400mのコース特徴

出典 : JRA

《芝1400m(外)の特徴》

京都競馬場の芝1400m外回りコースは、スタートからゴールまでに特徴的な高低差とカーブを持つレイアウトで、馬の適性や騎手の技術が試されます。

スタート地点: 向正面の2コーナー出口付近から開始されます。

最初の直線と坂: スタート直後から約200mで上り坂に入り、高低差4.3mの急勾配を上ります。

3コーナーから4コーナー: 上り坂を越えると、3コーナーから4コーナーにかけて急な下り坂が続きます。この区間はスパイラルカーブとなっており、スピードに乗ったままコーナーを通過します。

最後の直線: 全長約400mの直線は平坦で、下り坂で加速した勢いを保ったままゴールを目指します。

坂とコーナーの影響

急坂の存在: スタート直後の上り坂により、序盤のペースは落ち着く傾向があります。一方、3コーナーからの下り坂ではスピードが増し、ペースが速くなります。

コーナーの形状: スパイラルカーブのため、馬群が広がりやすく、内外の差が出にくい設計です。これにより、差し馬にもチャンスが生まれやすいコースとなっています。

京都競馬場芝1400m外回りコースは、スタート直後の上り坂と3コーナーからの下り坂、そしてスパイラルカーブが特徴的で、ペース配分や位置取りが勝敗に大きく影響します。特に、下り坂での加速と直線での持続力が求められるため、スピードとスタミナを兼ね備えた馬が有利と言えます。

阪神Cの過去の傾向

※本年は京都で代替されるが、阪神で開催された過去10年を対象に分析する。

1)2、3番人気に注目
人気別では2番人気【1.3.2.4】と3番人気【2.3.1.4】が複勝率60.0%をマーク。1番人気は【2.0.2.6】で特に連対率が20.0%止まりな点は物足りない。優勝馬は11番人気、3着馬は12番人気まで出ており、大穴狙いなら10~12番人気【1.0.3.26】あたり。3連単の最高は2018年の34万馬券で、19年以降は1万7930円~7万7230円と少し落ち着いている。

2)3歳馬が好成績
年齢別では3、4歳が各3勝。3歳【3.3.2.19】複勝率29.6%に対し、4歳は【3.2.2.23】同23.3%と好走確率では3歳が優勢だ。5歳は【1.4.5.39】と好走時の2~3着止まりが多いが、複勝率は20.4%とまずまず。6歳は【2.0.0.29】同6.5%、7歳以上は【1.1.1.31】同8.8%。

3)好走時に勝ち切る関東馬
東西の所属別では関東馬が【5.2.1.32】で勝率12.5%・複勝率20.0%。関西馬は【5.8.9.109】で同3.8%・16.8%。東西5勝ずつだが、関東馬は好走時すれば勝ち切る可能性が高い。2~3着は関西馬が20頭中17頭を占めている。

4)前走G1組の好走多数
前走クラス別(中央)ではG1組が【4.5.5.38】と多く好走し、複勝率26.9%もトップ。マイルCS組が複勝率26.7%、スプリンターズS組が同17.6%と、マイルCSのほうが優勢で、秋華賞組【0.1.1.0】も該当馬がいれば注意。G2組は【3.1.2.24】複勝率20.0%で、好走馬6頭はすべて中7~9週。その他はG3組【1.1.2.26】同13.3%、オープン特別組【2.1.1.43】同8.5%、3勝クラス組【0.0.0.7】と劣勢だ。

出典:JRA-VAN

【有馬記念】

《12/22(日)・芝2500m・G1

中山芝2500mのコース特徴

出典:JRA

《芝2500mの特徴》

中山競馬場の芝2500mコースは、スタートからゴールまでに多様な高低差とカーブを含む、技術とスタミナが求められるレイアウトです。

スタート地点: 外回りコースの3コーナー手前から開始します。

最初の直線と坂: スタート直後は緩やかな下り坂を進み、4コーナーを回ってスタンド前の直線に入ります。この直線には高低差2.2mの急坂があり、1周目でこれを上ります。

1コーナーから向こう正面: ゴール板を過ぎた辺りから1コーナーまでは上り坂となっており、2コーナーから向こう正面は下り坂のレイアウトとなっています。その後ほぼ平坦の3コーナー、緩やかな下りの4コーナーがあり、最終直線に急坂が待ち構えているレイアウトとなっています。

3コーナーから4コーナー: 向こう正面の平坦部分を過ぎると、再び3~4コーナーの下りを経て最後の直線を迎えます。直線の特徴は他コースと同様ですが、上り坂3回を含め起伏が大きくタフなコースレイアウトになっているのが特徴です。

最後の直線: 全長310mと短く、ゴール前には再び高低差2.2mの急坂が待ち受けています。このため、直線での一気の追い込みは難しく、コーナーでの位置取りやペース配分が勝敗を左右します。

坂とコーナーの影響

急坂の存在: スタート直後とゴール前に急坂があるため、序盤から無理なペース配分をすると終盤での失速につながります。特に最後の急坂は「心臓破りの坂」とも呼ばれ、長距離を走った馬たちにとって大きな試練となります。

コーナーの多さ: コース全体でコーナーを6回通過するため、器用な立ち回りが求められます。特に内回りコースを使用するため、コーナーリングの技術や位置取りが重要です。

中山競馬場芝2500mは、急坂と多くのコーナーを含むタフなコースであり、スタミナと器用さ、そして適切なペース配分が求められます。特にゴール前の急坂は勝敗を大きく左右するため、最後まで集中力を保つことが重要です。

有馬記念の過去の傾向

1)1番人気馬が半数の5勝
過去10年の人気別成績は、1番人気馬が【5.1.1.3】。一昨年のイクイノックスら半数の5勝をあげ、連対率60.0%・複勝率70.0%でトップ。2番人気馬は【2.1.2.5】で昨年のドウデュースら2勝をあげ、複勝率50.0%。3番人気馬は【1.1.3.5】複勝率50.0%、4番人気馬は【1.0.2.7】同30.0%。これら上位4番人気以内で大半の9勝をあげている。その他の1勝は15年に8番人気ゴールドアクターが優勝している。

2・3着馬は下位人気まで幅広く分布。特に2着馬は8番人気以下が3頭。過去10年中6年で7番人気以下の伏兵が1頭ずつ3着以内に激走している。3連単はすべて13万円未満と大波乱こそないものの、上位人気馬が勝利して2・3着に人気薄が入るヒモ荒れとなるケースがある。

2)3歳馬が好成績
年齢別成績は、3歳馬が【4.3.2.16】。21年エフフォーリアら4勝をあげ、連対率28.0%・複勝率36.0%でトップだ。3着以内馬9頭中7頭は上位4番人気以内に支持されていた。出走数最多の5歳馬は【3.2.6.40】で17年キタサンブラックら3勝をあげ、複勝率21.6%と3歳馬に次いで高い。4歳馬は【3.5.1.39】で昨年のドウデュースら3勝をあげ、複勝率18.8%。連対馬はすべて3~5歳馬から出ている。

6歳馬は【0.0.1.22】で、18年シュヴァルグランの3着1回のみ。なお、7歳以上は【0.0.0.13】ですべて着外に敗れている。

3)ジャパンC組は前走5着以内
前走レース別成績では、出走数が抜けて多いジャパンC組が【3.3.4.41】。昨年のドウデュースら3勝をあげ、連対率11.8%・複勝率19.6%。この組は前走ジャパンCで5着以内だった馬が【3.3.4.11】で複勝率47.6%と優秀だ。このうち前走1着馬が【0.1.1.3】で勝ち星がなく、前走2着馬は【0.0.0.4】と不振。前走3着馬【1.1.0.2】、前走4着馬【2.0.2.1】、前走5着馬【0.1.1.1】あたりの好走が目立つ。

天皇賞(秋)組が【3.2.1.11】。20年クロノジェネシスら3勝をあげ、連対率29.4%・複勝率35.3%。この組の好走馬6頭中5頭は前走天皇賞で3着以内だった。

菊花賞組は【2.2.2.9】で18年ブラストワンピースら2勝をあげ、連対率26.7%・複勝率40.0%。前走菊花賞1着馬は【1.0.2.1】で複勝率75.0%と好相性だ。アルゼンチン共和国杯組は【1.0.0.7】で15年ゴールドアクターが優勝。なお、前走海外レースだった馬は【1.1.2.8】で19年リスグラシュー(前走コックスプレート1着)が勝利し、複勝率33.3%。同馬以外の好走馬は前走凱旋門賞組だった。

4)優勝馬は馬番2番、4~11番から
過去10年すべてフルゲート16頭で行われている有馬記念。馬番別成績で優勝馬は2番、4~11番から出ている。唯一2勝をあげているのが9番【2.1.0.7】で、連対率でも30.0%とトップだ。12~16番は3着以内馬が出ていない馬番こそないものの、複勝率では14番の20.0%を除いて、いずれも10.0%に終わっている。

また、前走から騎手が継続騎乗か乗り替わりかの比較では継続騎乗の馬が【8.4.5.71】、乗り替わり【2.6.5.59】。複勝率ではほぼ差はないものの、勝利数では継続騎乗の馬が8勝と圧倒している。

出典:JRA-VAN

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