3月最初の週末は、春のG1戦線に向けた重要なステップレースが揃う注目の2日間!
3/1(土)のオーシャンステークス(G3)、3/2(日)の中山記念(G2)、そして阪神競馬場では牝馬クラシックへの登竜門チューリップ賞(G2)が行われます。
本記事では、これら3レースの勝ち馬を見抜くための傾向や、攻略のカギとなるコース特徴を徹底分析!
各レースの展開予想や有力馬の適性をチェックし、馬券戦略に役立つ情報をお届けします。
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【オーシャンS】
《3/1(土)・芝1200m・G3》
中山競馬場 芝1200mのコース特徴

出典:JRA
中山競馬場の芝1200mは、高低差のあるアップダウンと急カーブが特徴的な短距離コースです。スピードだけでなく、坂を克服できるパワーやコーナーをスムーズに回る器用さが求められます。
コース形態
- 右回りの小回りコース。
- スタート地点は2コーナー奥のポケットで、向正面からスタート。
- 最初のコーナー(3コーナー)までの距離は約400mと比較的長め。
- 直線の長さは310mと短く、差し・追い込み馬には不利になりやすい。
- コース全体の高低差は5.3mとJRAの芝1200mコースの中でもアップダウンが大きい。
坂の特徴
- スタート直後に下り坂があり、前半のペースが速くなりやすい。
- 3コーナーから4コーナーにかけても下り坂になっており、勢いがつきやすい。
- ゴール前の直線には高低差2.2mの急坂が待ち構えており、ここでスタミナが試される。
- スピードだけでは押し切れず、坂を乗り越えるパワーが必要。
コーナーの特徴
- 3~4コーナーは小回りでタイトなカーブになっており、スピードを維持しながら回るのが難しい。
- 外を回ると距離ロスが大きいため、内枠が有利になりやすい。
- コーナーから直線にかけての下り坂の勢いを利用できるかが重要。
スタートからゴールまでの流れ
- スタート~向正面
- スタート直後に下り坂があるため、前半のペースが速くなりやすい。
- 先行争いが激しくなり、内枠の馬が有利な展開になりやすい。
- 3~4コーナー
- 小回りのため、先行馬はここでスピードを維持することが求められる。
- 差し馬は外を回ると不利になりやすく、コーナーワークが重要。
- 直線(310m)
- JRAの中でも短い直線のため、追い込みは決まりにくい。
- **ゴール前の急坂(高低差2.2m)**で、最後の粘りが重要。
- 先行馬が粘るケースが多いが、坂を乗り越えられずに失速する馬もいる。
傾向とポイント
- 脚質: 逃げ・先行馬が有利。直線が短いため、差し・追い込み馬は届きにくい。
- 枠順: 内枠が有利。外枠の馬はコーナーで距離ロスが大きい。
- ペース: 前半が速くなりやすく、消耗戦になりやすい。
- 坂対策: ゴール前の急坂で止まらないパワーと持久力が重要。
まとめ
中山競馬場芝1200mは、スタート直後の下り坂+小回り+ゴール前の急坂という特徴的なコースで、スピードだけでなく、坂を乗り越えるパワーや立ち回りの器用さが求められます。基本的には先行馬が有利なコースですが、前半のペースが速くなりすぎると、坂でバテた先行馬を差し馬が拾う展開になることもあります。
【オーシャンSの過去の傾向】
1)順当か波乱か、両極端な一戦
過去10年の人気別成績は、1番人気馬が【4.2.1.3】。昨年のトウシンマカオら最多の4勝をあげ、複勝率70.0%。2番人気馬は【2.3.1.4】で一昨年のヴェントヴォーチェら2勝をあげ、複勝率60.0%。以下、5・7・10・11番人気馬が各1勝。10番人気以下は【2.1.0.66】で3頭連対している。配当面では3連単で2万円未満が4回の一方で、10万円以上も4回。順当か波乱か、両極端な決着になることが多い。
2)5歳馬が過半数の6勝
年齢別成績では、5歳馬が【6.2.4.32】。21年コントラチェックら過半数の6勝をあげ、複勝率27.3%でトップ。4歳馬は【1.2.4.21】で複勝率25.0%と5歳馬に次いで高い。6歳馬は【1.4.1.27】で複勝率18.2%。7歳馬は【2.2.0.20】で22年ジャンダルムら2勝で、連対率16.7%は5歳馬の同18.2%に次いで高い。8歳以上の馬は【0.0.1.29】で連対馬が出ていない。
3)前走シルクロードSが最多の3勝
前走レース別成績は、シルクロードS組が【3.2.3.29】。18年キングハートら最多の3勝をあげ、複勝率21.6%。この組は前走から斤量減の馬が【2.0.1.8】で複勝率27.3%と高く、斤量増減なし【1.2.0.11】同21.4%、斤量増【0.0.2.10】同16.7%となっている。ラピスラズリSは【2.0.0.6】で17年メラグラーナら2勝。スプリンターズS組は【1.1.2.2】で複勝率66.7%と好相性。カーバンクルS組【1.2.1.15】複勝率21.1%、京阪杯組【1.1.0.4】同33.3%など複数頭の好走馬が出ている。
4)複勝率が高い前走馬体重520キロ以上の大型馬
前走馬体重別成績では、前走520キロ以上だった大型馬が【1.3.3.7】。17年メラグラーナが勝利し、複勝率50.0%と非常に高い。3着以内馬はすべて前走460キロ以上で、前走460キロ未満の馬は【0.0.0.20】と不振傾向にある。
出展 : JRA-VAN
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【中山記念】
《3/2(日)・芝1800m・G2》
中山競馬場芝1800mのコース特徴

出典:JRA
中山競馬場の芝1800mは、小回り+アップダウン+急坂という特徴的なレイアウトで、スピードだけでなく機動力やスタミナが求められるコースです。スタート地点やコーナー形状の影響で、枠順や脚質による有利不利が大きいのも特徴です。
コース形態
- 右回りの小回りコース。
- スタート地点はホームストレッチの4コーナー出口付近(芝2000mと同じ)。
- 最初のコーナー(1コーナー)までの距離は約200mと短く、序盤のポジション争いが激しくなりやすい。
- コース全体の高低差は5.3mとJRAの中でも大きめ。
- ゴール前の直線は310mと短く、瞬発力よりも機動力や持続力が問われる。
坂の特徴
- スタート直後から1コーナーに向かって上り坂になっており、テンが落ち着きやすい。
- 向正面はほぼ平坦で、ここでペースが整うことが多い。
- 3コーナー手前から下り坂があり、ここで一気にスピードアップする展開になりやすい。
- ゴール前には高低差2.2mの急坂があり、最後の粘り強さが試される。
コーナーの特徴
- 4つのコーナーを回る小回りコースで、機動力のある馬が有利。
- コーナーの半径が小さく、スピードが出しにくいため、外を回るとロスが大きい。
- 特に3~4コーナーでの立ち回りが重要で、ここで加速できるかが勝敗を分ける。
- 外枠の馬はコーナーで外を回らされやすく不利になりがち。
スタートからゴールまでの流れ
- スタート~1コーナー
- スタート後すぐに上り坂+1コーナーがあり、ポジション争いが激しくなる。
- 内枠の先行馬が有利になりやすい。
- 向正面~3コーナー
- 向正面は平坦で、ペースが落ち着くことが多い。
- 3コーナー手前からの下り坂でペースアップ。
- 3~4コーナー
- 下り坂+小回りの影響で、一気にペースが上がる。
- ここでスムーズに加速できるかが勝負のポイント。
- 直線(310m)
- 直線が短いため、4コーナー出口の時点で好位置にいることが重要。
- **ゴール前の急坂(高低差2.2m)**での粘りが勝敗を分ける。
- 差し・追い込みは届きにくく、前にいる馬が有利。
傾向とポイント
- 脚質: 先行馬が有利。差し・追い込み馬は直線が短いため、コーナーで位置を押し上げられるかがカギ。
- 枠順: 内枠が有利(1コーナーまでが短く、外枠は距離ロスが大きい)。
- ペース: 序盤は落ち着きやすく、3コーナー手前から一気にペースが上がる。
- 坂対策: ゴール前の急坂を乗り越えるスタミナとパワーが必要。
まとめ
中山競馬場芝1800mは、小回り+坂+短い直線という特徴的なコースで、先行馬や機動力のある馬が有利です。3コーナー手前からの下り坂での加速が重要で、ゴール前の急坂を乗り切るスタミナも求められるタフなコースになっています。
中山記念の過去の傾向
1)近2年は波乱決着
過去10年、1番人気は【3.0.0.7】で連対率・複勝率30.0%は物足りず、2番人気は【2.2.2.4】複勝率60.0%の好成績。好走馬30頭中29頭は8番人気以内だが4、5、7番人気が複勝率40.0%で並ぶなど、多頭数になりづらいレースとしては穴っぽい馬の好走が多い。3連単は昨年が54万馬券、一昨年が12万馬券とここ2年は波乱。ほかに2017年には31万馬券も出ている。
2)牝馬には要注目
性別では牡・セン馬が【9.7.9.86】複勝率22.5%、牝馬は【1.3.1.7】同41.7%と、牝馬の出走があれば要注目。牡・セン馬では4歳【3.2.5.15】複勝率40.0%がもっとも良く、5歳同27.6%、6歳同16.7%、7歳以上同9.1%と、年齢が上がるにしたがって複勝率は低下している。
3)大幅な馬体増は好材料
前走国内組について前走比の馬体重をみると、プラス体重だった馬が【6.5.6.45】複勝率27.4%の好成績。特に10キロ以上のプラスなら【2.1.2.9】同35.7%にもなる。前走と同体重は【1.2.1.13】同23.5%。前走比マイナス体重は【2.2.1.27】同15.6%と劣勢で、中でも本競走500キロ以上だった馬は【0.0.0.8】と苦戦している。
4)前走G1、G3組が中心
前走クラス別(中央)では、G1組【5.3.4.24】複勝率33.3%と、G3組【4.5.2.23】同32.4%で好走馬の大半を占め、好走確率も高い。G1組は前走着順やレース間隔不問だが、好走した全馬が本競走6番人気以内。G3組は前走5着以内なら複勝率56.3%とかなり信頼性が高い。こちらは好走馬11頭中10頭が中2~8週だった。
出典:JRA-VAN
【チューリップ賞】
《3/2(日)・芝1600m・G3》
阪神競馬場芝1600mのコース特徴

出典 : JRA
阪神競馬場の芝1600m(外回り)は、スピードと持続力、さらにゴール前の急坂を克服できるパワーが求められるコースです。長い直線と緩やかなコーナーが特徴で、最後の追い比べが重要になります。
コース形態
- 左回りのワンターンコース(外回り使用)。
- スタート地点は向正面の2コーナー奥。
- 最初のコーナー(3コーナー)まで約444mと長く、序盤のポジション争いは落ち着きやすい。
- ゴール前の直線は473.6m(JRA2位の長さ)。
- コース全体の高低差は2.4mと、阪神競馬場特有の起伏がある。
坂の特徴
- スタート直後は緩やかな上り坂で、前半のペースは落ち着きやすい。
- 向正面の中間から下り坂になり、3コーナー手前で徐々にスピードが上がる。
- ゴール前に高低差1.8mの急坂(阪神名物の「上り坂」)があり、ラストスパートの瞬発力と持続力が試される。
- 坂を登り切った後も残り120mほどあるため、最後のひと踏ん張りが重要。
コーナーの特徴
- 3~4コーナーは緩やかなスパイラルカーブで、スピードを落とさず回れる設計。
- 外回りコースのため、外枠でもコーナーでのロスは少なめ。
- 4コーナーから直線にかけて下り坂になっているため、加速しやすい。
スタートからゴールまでの流れ
- スタート~向正面
- スタート後は緩やかな上り坂が続くため、ペースが落ち着きやすい。
- 逃げ・先行馬は無理に飛ばさず、折り合いを重視する展開が多い。
- 向正面~3コーナー
- 徐々にペースが上がるが、まだ動きは少ない。
- 下り坂を利用して後方勢が押し上げる動きも見られる。
- 3~4コーナー
- スパイラルカーブでスムーズに加速可能。
- ここでの仕掛けのタイミングが、直線での伸びにつながる。
- 直線(473.6m)
- JRAでも有数の長い直線で、差し・追い込みが決まりやすい。
- **ゴール前の急坂(高低差1.8m)**をどう克服するかが勝負のカギ。
- 坂を越えてからの**「もうひと伸び」ができる馬が強い**。
傾向とポイント
- 脚質: 直線が長く、差し・追い込みが有利。先行馬も粘れるが、坂で失速するリスクがある。
- 枠順: 外枠でも問題なし。コーナーが緩やかでスムーズに回れるため、不利は少ない。
- ペース: 前半はゆったり、中盤から徐々に加速し、ロングスパート勝負になりやすい。
- 坂対策: 最後の急坂を克服できる持久力が必須。スピードだけでは勝ち切れない。
まとめ
阪神競馬場芝1600m(外回り)は、緩やかなアップダウン+スパイラルカーブ+ゴール前の急坂という特徴を持つタフなコースです。スピードと持久力の両方を兼ね備えた馬が好走しやすく、差し・追い込み馬が活躍しやすい展開になります。
チューリップ賞の過去の傾向
1)1番人気の勝率が高い
過去10年の人気別成績は1番人気【5.1.1.3】、2番人気【1.1.5.3】、3番人気【1.1.0.8】、4番人気【1.1.1.7】、5番人気【2.0.0.8】。1番人気の勝率が50.0%と高く、勝ち馬は11頭中10頭(2021年は1着同着)が5番人気以内だ。6~10番人気【1.4.2.43】、11番人気以下【0.1.1.40】なので穴を狙うのであれば2~3着候補。
2)1枠の成績が優秀
枠番別成績を見ると、1枠【2.3.0.9】の連対率・複勝率が35.7%と優秀。2枠【0.0.2.13】や3枠【1.0.2.13】の成績は良くないので、内枠が有利というわけではない。勝率は5枠【3.1.1.14】の15.8%が最も高い。8枠【1.1.3.17】は勝率(4.5%)と連対率(9.1%)が低く、やや割引が必要。
3)前走阪神ジュベナイルフィリーズならば4着以内
前走クラス別成績はG1【7.1.5.12】(1頭は朝日杯フューチュリティSで、その他はすべて阪神ジュベナイルフィリーズ)が勝率28.0%、連対率32.0%、複勝率52.0%と優秀。その内、前走着順1~4着が【7.1.5.6】なので、4着以内に入っていないと厳しい。
4)エルフィンSと紅梅Sにも注目
前走G3【0.3.0.16】よりも新馬【0.2.1.5】の方が連対率・複勝率は高い。未勝利【0.1.1.17】や1勝クラス【1.0.2.37】の好走率は低い。オープン特別【3.2.1.25】はエルフィンSと紅梅Sが有力だ。
出典 : JRA-VAN