クラシック戦線がいよいよ本格化!
4月第2週は、3歳マイル路線の登竜門「ニュージーランドT」、古馬牝馬の重要な前哨戦「阪神牝馬S」、そして競馬ファン待望の3歳牝馬三冠の初戦「桜花賞」が開催されます。
それぞれがハイレベルな一戦となる中、勝ち馬を見抜く鍵となるのはコースの特性と過去の傾向の把握。
本記事では、馬券攻略に欠かせないデータと展開予測をもとに、有力馬と浮上する可能性のある穴馬を徹底分析していきます。
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シンザン記念ウォーターガーベラ🎯14番人気
京成杯ミニトランザット🎯9番人気
小倉牝馬Sコガネノソラ🎯5番人気
根岸Sアルファマム🎯7番人気
シルクロードSグランテスト🎯10番人気
きさらぎ賞ランスオブカオス🎯4番人気
フェブラリーSサンライズジパング🎯5番人気
弥生賞ファウストラーゼン🎯7番人気
阪神大賞典サンライズアース🎯4番人気
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【ニュージーランドT】
《4/12(土)・芝1600m・G2》
中山競馬場 芝1600mのコース特徴

出典:JRA
- スタート地点が外回りの向こう正面で、最初のコーナーまでの距離が短い
- 最終直線が約310mと中央競馬では短め
- 最後の直線には高低差約2.2mの急坂がある
- スタート後すぐにコーナーがあるため、内枠が有利になりやすい
- トリッキーな形状で、器用さと位置取りが重要
1. 枠順の有利不利
- スタート後すぐに3コーナー(外回り)へ向かうため、外枠の馬はポジション取りが難しくなる
- 特に多頭数になると内枠有利の傾向が強まる
- 内で脚を溜められるタイプが好走しやすい
2. 急坂の影響
- ゴール前に中山名物の急坂があり、ラスト200mはスタミナとパワーが要求される
- 坂を苦にしない馬や、過去に中山で実績がある馬が信頼されやすい
- 差し馬でも坂で止まる馬が多く、差しきれないケースも
3. コーナーについて
- 外回りを使うため、3~4コーナーはゆったりしているが、コーナーを抜けた直後すぐに直線となる
- 直線が短いので、コーナーでいかに加速できるかがカギ
- 外を回されると距離ロスが大きく不利
4. ペース傾向
- 前半のポジション争いが激しくなりやすく、テンの3ハロンが速くなる傾向
- ただし中盤でペースが緩むこともあり、結果的にスローからの瞬発力勝負になることも
- 展開次第で逃げ・先行・差しのどれもチャンスはあるが、好位差しが安定感あり
5. 向くタイプの馬
- コース取りが上手く、器用に立ち回れる馬が有利
- 小回り・坂のあるコースが得意な馬
- 速い脚を一瞬で使えるタイプより、長くいい脚を使えるタイプがベター
【ニュージーランドTの過去の傾向】
1)1番人気馬は未勝利、2番人気が好成績
- 1番人気馬は【0.4.0.6】で勝ち星なし(連対率40.0%)
- 最多勝は2番人気馬【5.0.2.3】(連対率50.0%・複勝率70.0%)
- 3番人気馬は2勝、4・7・12番人気が1勝ずつ
- 10番人気以下も【1.1.2.58】で4頭が馬券内に
- 配当は16年に3連単105万円も、18年以降は9万円未満が続く
2)関西馬が優勢だが、最近は関東馬も健闘
- 関西馬(栗東所属):【7.4.4.37】(連対率21.2%・複勝率28.8%)
- 関東馬(美浦所属):【3.6.6.84】(連対率9.1%・複勝率15.2%)
- 近2年は関東馬が3着以内を独占
- 地方馬は出走1頭のみで好走なし
- 牝馬は【0.4.1.25】で未勝利
3)キャリア2・3戦の馬が好成績
- キャリア3戦馬:【3.2.1.10】(連対率31.3%・複勝率37.5%)
- キャリア2戦馬:【1.1.1.3】(連対率33.3%・複勝率50.0%)
- キャリア4~9戦馬は複勝率10%台
- キャリア10戦以上の馬は【0.0.0.5】で好走なし
4)前走1番人気馬が過半数の勝利
- 前走1番人気馬:【6.4.1.17】(連対率35.7%・複勝率39.3%)
- この6頭はすべて前走で連対していた
- 前走10番人気以下の馬は【0.0.1.21】で連対馬なし
出展 : JRA-VAN
【阪神牝馬S】
《4/12(土)・芝1600m・G2 》
阪神競馬場 芝1600mのコース特徴

出典:JRA
- 外回りコースを使用し、3コーナーまでの距離が長い(約440m)
- スタートが芝の上(ポケット地点)で、平坦な直線からのスタート
- 最終直線は約473mと長く、外回りはゆるやかなカーブが続く
- ゴール前に高低差1.8mの急坂があるため、パワーとスタミナが求められる
- 上がり勝負になりやすく、差し・追い込みが決まりやすい
1. 枠順の有利不利
- スタートから3コーナーまで距離があり、枠順の有利不利は比較的少ない
- むしろ先行馬にとっては内枠がやや有利、差し馬には外枠からでもチャンスあり
- 極端な不利枠は少なく、総合的にフラットな印象
2. 急坂の影響
- ゴール前に待ち構える阪神名物の急坂で脚を使える馬が好走
- 瞬発力だけでなく、パワーと持続力のある脚が求められる
- 距離ギリギリの馬には厳しく、マイラーでもスタミナ型が優勢になることも
3. コーナーについて
- 外回りを使用するため3~4コーナーはカーブが緩やかで走りやすい
- コーナーでペースが落ち着きやすく、直線の末脚勝負に移行しやすい
- 広い作りで大きく外を回しても届くことがある
4. ペース傾向
- スタート後は平坦で長い直線なので、序盤のペースはそこまで上がらないことが多い
- 中盤でペースが緩み、スローペース→瞬発力勝負の展開が多い
- ただし逃げ・先行馬が多くなるとミドル〜ハイペースになる可能性も
5. 向くタイプの馬
- 瞬時の加速よりも、長く良い脚を使えるタイプが有利
- 差し・追い込み馬が届くコース形状で、外差しも決まりやすい
- 坂を苦にしないタイプで、阪神外回りの実績がある馬は要注目
阪神牝馬Sの過去の傾向
1)年によっては大波乱も
- 1番人気馬は【3.2.1.4】で複勝率60.0%と安定傾向
- 2~4番人気は複勝率30.0~50.0%、5番人気は【0.0.1.9】で不振
- 優勝馬は最大で9番人気、2着馬は12番人気まで出ている
- 昨年は堅めの決着(1→4→3番人気)で3連単5890円
- 一昨年は6→10→9番人気で101万馬券と大波乱
- 年によって配当の差が大きいレース
2)4歳馬が一歩リード
- 4歳馬:【5.8.4.41】(勝率8.6%・複勝率29.3%)で全項目トップ
- 5歳馬:【4.2.3.40】(複勝率18.4%)
- 6歳馬:【1.0.3.17】で複勝率19.0%と健闘
- 7歳以上は【0.0.0.7】で好走例なし
3)プラス体重は減点材料
- 前走から体重変化なし:【3.2.2.12】(連対率26.3%・複勝率36.8%)で好成績
- 前走からマイナス体重:【4.5.3.41】(連対率17.0%・複勝率22.6%)
- 前走からプラス体重:【2.2.4.38】(連対率8.7%・複勝率17.4%)と低調
4)距離短縮馬に注目
- 距離短縮馬:【3.5.4.30】(複勝率28.6%)と好成績
- 同距離馬:【3.2.3.34】(複勝率19.0%)
- 距離延長馬:【3.2.2.27】(複勝率20.6%)
- 特に距離短縮組が全体的に安定した成績を見せている
出典:JRA-VAN
【桜花賞】
《4/13(日)・芝1600m・G1》
阪神競馬場 芝1600mのコース特徴

出典 : JRA
- 外回りコースを使用し、3コーナーまで約440mと長めの直線がある
- スタート地点は芝ポケットからで、平坦な直線からスタートできる
- 最終直線は約473mと中央でも長めの部類
- ゴール前には高低差1.8mの急坂があり、パワーと持久力が求められる
- 上がりの勝負になりやすく、差し・追い込みが届きやすいコース
1.枠順の有利不利について
- スタートから3コーナーまで距離があるため、枠順による極端な有利不利は少ない
- 先行馬にとっては内枠がスムーズに運びやすい傾向あり
- 差し・追い込み馬は外枠でも伸びてこれる展開が多く、総じてフラットな傾向
2.坂の影響について
- ゴール前の坂は阪神名物で、最後の勝負どころに影響を与える
- 坂でバテる馬と、グイッと伸びる馬が明確に分かれる
- パワー型や持続的な脚を使えるタイプに有利な傾向
3.コーナーの特徴
- 外回りコースのため、3~4コーナーはカーブがゆったりしており走りやすい
- コーナーからの加速がスムーズで、直線の末脚勝負になりやすい
- 外を回しても届くレイアウトで、外差しが決まるケースも多い
4.ペースの傾向と展開の特徴
- スタート後しばらくは平坦で、序盤はペースが落ち着きやすい
- 中盤で緩みやすく、スローペースからの瞬発力勝負になりがち
- 展開によっては差し・追い込み馬が一気に台頭するシーンも多く見られる
桜花賞の過去の傾向
1)3着以内馬は9番人気以内
- 1番人気:【1.4.1.4】で複勝率60.0%(勝利は一昨年のリバティアイランドのみ)
- 最多勝は2番人気:【5.1.0.4】で連対率60.0%とトップ
- 3・5・7・8番人気がそれぞれ1勝ずつ
- 4番人気は【0.0.0.10】と不振
- 5~8番人気は【3.3.6.28】で複勝率30.0%と健闘
- 2着馬は7番人気以内、3着馬も9番人気以内に限定
- 10番人気以下は【0.0.0.88】で3着内なし
- 3連単10万馬券は15年の1回のみで、堅い決着が多い
2)キャリア3戦の馬が好成績
- キャリア3戦:【4.6.3.25】(連対率26.3%・複勝率34.2%)で最多4勝
- キャリア4戦:【2.2.4.36】(複勝率18.2%)
- 3・4戦で全体の3着以内馬30頭中21頭を占める
- キャリア5戦:【2.2.1.38】(複勝率11.6%)
- キャリア6戦:【1.0.1.26】(複勝率7.1%)
- キャリア2戦:【1.0.1.8】(複勝率20.0%)でデアリングタクトが勝利
- キャリア7戦以上は【0.0.0.15】と3着内ゼロ
3)前走1600m組が大半の9勝
- 前走1600m:【9.10.8.89】で最多9勝、複勝率23.3%
- 勝ち馬9頭すべて前走で3着以内
- 3着以内馬27頭すべて前走6番人気以内に支持されていた
- 距離延長組:【1.0.2.48】で17年レーヌミノルのみ勝利(いずれも前走フィリーズRで2着)
- 距離短縮組:【0.0.0.11】と3着以内馬なし
4)勝ち馬はすべて前走馬体重460キロ以上
- 前走460キロ以上:【10.6.6.64】(連対率18.6%・複勝率25.6%)、勝ち馬10頭すべて含まれる
- このうちの3着以内馬22頭中20頭は、前走で3着以内に入っていた
- 前走460キロ未満:【0.4.4.84】(連対率4.3%・複勝率8.7%)
- 460キロ未満で3着以内に入った8頭はすべて前走6番人気以内だった
出典 : JRA-VAN