京都競馬場のダート1900mは、他の距離とは一線を画す特徴を持つコースです。
スタート後の長い直線やコーナーの構成が、レース展開や勝敗に大きな影響を与えます。
本記事では、過去10年のJRA-VANデータを基に、枠順、脚質、血統の傾向を分析し、勝利へのヒントを探ります。
京都ダート1900mのコースの特徴
画像引用 : JRA
京都ダート1900mは、ダート1800mのスタート地点より100m後方からスタートします。スタート後の直線が長いため、枠順の有利不利は比較的緩和される傾向にあります。ただし、コース全体としては先行有利で、4コーナーで好位につけていないと勝ち負けにはなりにくいのが実情です。
京都ダート1900mの枠順傾向
| 枠番 | 勝利数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 1枠 | 7 | 10.8% | 23.1% | 30.8% |
| 2枠 | 2 | 2.9% | 14.3% | 15.9% |
| 3枠 | 7 | 9.9% | 18.3% | 28.2% |
| 4枠 | 2 | 2.6% | 10.5% | 18.4% |
| 5枠 | 4 | 5.0% | 14.3% | 23.8% |
| 6枠 | 11 | 12.9% | 18.8% | 25.9% |
| 7枠 | 8 | 8.6% | 12.9% | 19.4% |
| 8枠 | 7 | 7.5% | 12.9% | 21.5% |
出典：JRA-VAN（2015年〜2024年）※データはJRA-VANの提供する成績データをもとに独自に集計・作成しています。
- 1枠・3枠は勝率・複勝率ともに高く、内枠有利の傾向が明確です。
- 6枠も勝率12.9%と高水準で、外からの先行ができる馬に向いています。
- 2枠と4枠は低調な数値で、立ち回りに工夫が必要な枠といえます。
京都ダート1900mの脚質別傾向
| 脚質 | 勝利数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 5 | 9.6% | 17.3% | 19.2% |
| 先行 | 27 | 12.8% | 23.3% | 34.1% |
| 差し | 14 | 5.9% | 13.4% | 20.9% |
| 追込 | 2 | 1.5% | 4.6% | 9.2% |
出典：JRA-VAN（2015年〜2024年）※データはJRA-VANの提供する成績データをもとに独自に集計・作成しています。
- 先行馬が複勝率34.1%と安定した成績を誇り、狙いやすいタイプです。
- 逃げも一定の成績を残しており、ハナを切れる馬なら思い切って狙うのも手。
- 差し・追い込みは数字的に苦戦傾向が顕著で、展開やペースの助けが必要です。
京都ダート1900mの好走血統傾向
| 種牡馬名 | 勝利数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| シニスターミニスター | 12 | 10.5% | 28.1% | 115% | 92% |
| キズナ | 9 | 14.1% | 34.4% | 134% | 98% |
| ヘニーヒューズ | 8 | 11.0% | 26.3% | 108% | 89% |
| パイロ | 7 | 8.6% | 21.4% | 92% | 78% |
| ドレフォン | 6 | 9.8% | 25.5% | 101% | 83% |
| クロフネ | 5 | 10.2% | 23.1% | 95% | 81% |
出典：JRA-VAN（2015年〜2024年）※データはJRA-VANの提供する成績データをもとに独自に集計・作成しています。
シニスターミニスターとキズナ産駒は勝率・複勝率ともに高く、特に注目したい血統です。回収率でもキズナ産駒が優れており、妙味のある存在。ダート中距離適性の高いヘニーヒューズ、パイロ、ドレフォンといった定番血統も安定した成績を残している。
京都ダート1900mの主な重賞レース
| レース名 | 開催時期 | 条件 |
|---|---|---|
| 東海ステークス（※中京・京都代替開催あり） | 1月 | G2・4歳以上・別定 |
| 平安ステークス | 5月 | G3・4歳以上・別定 |
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まとめ
京都ダート1900mは、スタートから長い直線があるため枠順の極端な有利不利は少ないものの、1～3枠や6枠など特定の枠が好成績を収めています。
また、脚質は逃げ・先行が圧倒的に有利。差し・追込みは苦戦傾向です。血統ではシニスターミニスターやキズナ産駒に注目。
好走率・回収率ともに高く、馬券の中心に据える価値があります。
このような傾向を理解し、レース予想に役立ててください！
