東京芝1400mは、直線の長い東京競馬場で行われるスプリントとマイルの中間距離。
スピードと持久力のバランスが求められるコースです。
本記事では、過去10年(2015年〜2024年)のJRA-VANデータをもとに、枠順、脚質、血統の傾向を分析し、東京芝1400mで勝つためのポイントをわかりやすく解説します。
【東京芝1400mのコース特徴】

画像引用 : JRA
東京芝1400mは、スタートから3コーナーまで緩やかな上り坂が続き、最後の直線は約500mと長いのが特徴です。
スタート直後のポジション取りと、直線での末脚が勝敗を分けるポイントになります。
スピード一辺倒ではなく、切れる脚を持つ馬が好走する傾向があります。
【東京芝1400mの枠順傾向】
過去10年(2015年〜2024年)の枠順別成績は以下の通りです。
枠番 | 勝利数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 25 | 5.9% | 12.4% | 19.2% |
2枠 | 15 | 3.4% | 10.1% | 16.3% |
3枠 | 41 | 8.9% | 15.3% | 20.9% |
4枠 | 29 | 6.1% | 12.8% | 19.3% |
5枠 | 39 | 7.9% | 13.2% | 21.7% |
6枠 | 37 | 7.3% | 13.4% | 18.9% |
7枠 | 35 | 5.8% | 14.3% | 21.8% |
8枠 | 50 | 8.0% | 15.4% | 22.6% |
出典:JRA-VAN(2015年〜2024年)※データはJRA-VANの提供する成績データをもとに独自に集計・作成しています。
外枠(特に8枠)の成績が良好で、勝率・複勝率ともに高水準です。内枠はやや不利傾向にあります。東京芝1400mではスムーズに外を回せるポジションを取りやすい外枠の馬が有利といえるでしょう。
【東京芝1400mの脚質別傾向】
脚質 | 勝利数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 46 | 17.0% | 28.4% | 37.3% |
先行 | 88 | 9.0% | 19.6% | 29.6% |
差し | 108 | 6.9% | 13.5% | 20.5% |
追い込み | 29 | 2.4% | 5.2% | 8.6% |
出典:JRA-VAN(2015年〜2024年)※データはJRA-VANの提供する成績データをもとに独自に集計・作成しています。
逃げ馬の勝率・複勝率が非常に高く、東京芝1400mでは先行力が重視されます。差し・追い込みは直線が長いとはいえやや不利。位置取りが鍵となるため、前目で運べる馬に注目しましょう。
【東京芝1400mで好走しやすい血統】
東京芝1400mで好成績を収めている種牡馬の一覧です。
種牡馬名 | 勝利数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|
ロードカナロア | 38 | 10.5% | 28.4% | 94% | 83% |
ダイワメジャー | 33 | 9.6% | 26.1% | 101% | 89% |
ディープインパクト | 29 | 8.4% | 23.7% | 76% | 72% |
モーリス | 22 | 11.2% | 27.5% | 114% | 95% |
キンシャサノキセキ | 20 | 7.8% | 22.1% | 88% | 79% |
ハーツクライ | 15 | 6.2% | 19.4% | 65% | 58% |
リオンディーズ | 14 | 10.9% | 25.0% | 120% | 87% |
サクラバクシンオー | 12 | 11.3% | 29.2% | 133% | 96% |
ミッキーアイル | 11 | 9.1% | 21.8% | 107% | 85% |
エピファネイア | 10 | 7.5% | 20.0% | 72% | 66% |
出典:JRA-VAN(2015年〜2024年)※データはJRA-VANの提供する成績データをもとに独自に集計・作成しています。
東京芝1400mでは、「ロードカナロア」「ダイワメジャー」「モーリス」など、スピードとパワーのバランスが取れた産駒が好成績を収めています。
特にロードカナロア産駒は出走数も多く、安定して複勝率も高め。また、回収率の高さでは「サクラバクシンオー」「リオンディーズ」も注目に値します。
【東京芝1400mで行われる主なレース】
京王杯スプリングカップ(G2)
安田記念の前哨戦に位置づけられるスプリント・マイラーの登竜門。実績馬の仕上がりチェックに最適。
クロッカスステークス(L)
3歳馬限定戦で、NHKマイルカップを目指す若駒たちの前哨戦的レース。
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・シンザン記念◎ウォーターガーベラ(14番人気)
・京成杯◎ミニトランザット(9番人気)
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・フェブラリーS◎サンライズジパング(5番人気)
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【まとめ】
東京芝1400mは「外枠+先行脚質+スピード系血統」が狙い目です。
逃げ・先行馬の好走率が高く、特に8枠は高成績を誇ります。また、「ロードカナロア」「ダイワメジャー」「モーリス」といったスピード型の種牡馬が強く、血統面からの分析も予想に役立ちます。
競馬予想の際は、枠順・脚質・血統の3要素を総合的にチェックし、馬券戦略を立てることが重要です。コース傾向をつかんで、的中率をアップさせましょう!