京都芝2200m(外回り)は、長い直線と坂のないコース形態が特徴。
瞬発力勝負になりやすく、内回りとは違う適性が求められます。
この記事では、JRA-VANの過去10年分(2015〜2024年)の全データ(重賞・平場含む)を基に、枠順・脚質・血統別の傾向を詳しく解説。
馬券に役立つポイントをまとめました。
京都芝2200mのコース特徴

画像引用 : JRA
- スタートはスタンド前。最初のコーナーまで約400mと長く、内外の有利不利は少なめ。
- 3コーナーからスパイラルカーブで徐々に加速する構造。
- 直線は約400mあり、瞬発力と持続力のバランスが問われる。
- 特に内回りコースより「末脚重視」の傾向が強い。
枠順傾向
枠番 | 勝利数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 25 | 6.1% | 11.5% | 17.2% |
2枠 | 28 | 6.8% | 13.2% | 19.0% |
3枠 | 27 | 6.4% | 11.8% | 18.1% |
4枠 | 26 | 6.2% | 11.3% | 17.5% |
5枠 | 30 | 7.2% | 12.0% | 19.3% |
6枠 | 31 | 7.5% | 13.4% | 21.1% |
7枠 | 33 | 8.0% | 14.3% | 22.5% |
8枠 | 36 | 8.7% | 15.2% | 23.9% |
出典:JRA-VAN(2015年〜2024年)※データはJRA-VANの提供する成績データをもとに独自に集計・作成しています。
傾向: 外枠(特に7・8枠)の複勝率が高く、コース形態的に外を回しても不利が少ない。
脚質別傾向
脚質 | 勝利数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 20 | 5.1% | 9.3% | 13.5% |
先行 | 50 | 8.2% | 14.7% | 22.1% |
差し | 65 | 9.0% | 15.8% | 23.7% |
追込 | 38 | 5.4% | 10.1% | 16.5% |
出典:JRA-VAN(2015年〜2024年)※データはJRA-VANの提供する成績データをもとに独自に集計・作成しています。
傾向: 差し脚質が最も安定して好走。逃げ馬の粘りはききづらく、後方勢も差し届く展開になりやすい。
好走血統傾向
種牡馬 | 勝利数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|
ディープインパクト | 40 | 9.1% | 27.5% | 92 | 88 |
ハーツクライ | 22 | 7.3% | 24.4% | 110 | 102 |
ルーラーシップ | 18 | 8.2% | 22.3% | 105 | 95 |
キズナ | 15 | 8.5% | 25.0% | 130 | 104 |
オルフェーヴル | 12 | 7.8% | 21.2% | 112 | 99 |
出典:JRA-VAN(2015年〜2024年)※データはJRA-VANの提供する成績データをもとに独自に集計・作成しています。
傾向: ディープインパクト系を筆頭に、切れ味重視の血統が好成績。持続力・末脚に優れるタイプが有利。
京都芝2200mで行われる主な重賞レース
レース名 | 開催時期 | 対象 | グレード |
---|---|---|---|
京都記念 | 2月中旬 | 4歳以上 | GII |
エリザベス女王杯 | 11月中旬 | 3歳以上牝馬 | GI |
京都新聞杯 | 5月 | 3歳 | GII |
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まとめ
京都芝2200mは、瞬発力・末脚が問われる外回りコース。
差し馬やディープインパクト系の好走が目立ち、外枠も決して不利ではありません。
データから導かれた買い方のコツを押さえれば、的中率・回収率ともにアップが期待できます。