「馬連ってどうやって買うの?」「馬券の種類が多すぎてよくわからない…」そんな競馬ビギナーの方に向けて、今回は【馬連】という馬券の買い方をわかりやすく解説します。
馬連は、シンプルながら奥深い予想が楽しめる人気の買い方の一つ。
この記事では、馬連の基本的な仕組みから、当てるための考え方、買い方のパターンやコツまで丁寧に紹介します。
馬連とは?
馬連とは、「1着と2着に入る馬の組み合わせを当てる」馬券のことです。
正式には「馬番号連勝複式」といい、2着以内に入る2頭の馬を選び、その組み合わせを当てることができれば的中となります。
例えば、「5-10」の馬連を買った場合、
- 5番が1着・10番が2着
- 10番が1着・5番が2着
どちらのパターンでも的中です。着順は関係ありません。
ただし、どちらか一方が3着以下に敗れてしまうと不的中になります。このように、2着以内に入ることを競馬では「連対する」と呼びます。
馬連と他の馬券の違い
馬連と似た馬券に「馬単」や「ワイド」があります。それぞれの違いを簡単に見ておきましょう。
● 馬単との違い
馬単は「1着と2着を着順通りに当てる」馬券です。
例えば「5→10」の馬単を買った場合、5番が1着・10番が2着でなければ的中になりません。
馬連は着順が逆でも当たるため、馬単よりも当てやすくなっています。
● ワイドとの違い
ワイドは「選んだ2頭が両方3着以内に入ればOK」という馬券です。
馬連よりも当てやすい分、配当が低めになる傾向があります。
「当たりやすさ」ではワイド、「配当とリスクのバランス」では馬連、というイメージです。
他券種の買い方はこちら!
馬連の買い方の基本パターン
馬連にはいくつかの買い方があります。ここでは主な3つのパターンを紹介します。
● 流し(ながし)
「この馬は絶対に連対する」と信じた1頭(軸馬)を中心にして、他の複数の馬に流す方法です。
例:5番を軸に「2-5」「5-10」「5-14」と流す
→ この場合、5番が1着または2着に入り、かつ2番・10番・14番のいずれかが連対すれば的中です。
初心者にも扱いやすい買い方で、予想の軸がはっきりしているときに有効です。
● フォーメーション
「軸馬は1頭だけに絞れないけど、ある程度は候補がある」という場合に使える買い方です。
1列目(連対候補Aグループ)と2列目(連対候補Bグループ)を設定して、その中での組み合わせを自動的に購入します。
例:
- 1列目 → 5番・6番
- 2列目 → 9番・10番
→ 買い目は「5-9」「5-10」「6-9」「6-10」の4点になります。
1列目と2列目の同一馬は選べないので注意です。
● ボックス買い
選んだ馬すべての組み合わせを購入する方法です。
たとえば「5・10・14」の3頭ボックスなら、「5-10」「5-14」「10-14」の3点買いになります。
軸を決めきれないときに便利ですが、点数が増えやすくなるので買いすぎには注意が必要です。
馬連を当てるための考え方
馬連は、信頼できる“軸馬”を見つけることが的中への第一歩です。ここでは馬連で的中を狙うための基本的な考え方を紹介します。
● 軸馬の選び方
まずは「この馬は2着以内に来るはず!」という1頭を決めましょう。
軸馬は、以下のような観点から選ぶのがおすすめです。
- 過去のレース成績(安定して好走している)
- 騎手や調教師との相性
- コース実績や馬場適性
不安要素が少なく、信頼度の高い馬を軸に据えることで的中率が上がります。
● 相手の絞り方
相手馬は多くなりすぎないように注意しながら、数頭に絞るのが基本です。
- 展開に恵まれそうな馬
- 穴馬(人気薄だけど可能性あり)を1頭混ぜる
- 上がりタイムや追い切りの内容が良い馬
相手を選ぶときは、単に人気順に並べるよりも「自分なりの根拠」を持って選ぶことが重要です。
● オッズと回収率も意識しよう
馬連は的中率は比較的高めですが、人気馬同士だと配当は低くなります。
「どのくらいのオッズで、いくら買うか」を事前に考えることで、収支が安定しやすくなります。
過去の自分の成績を振り返って、「当てること」と「勝つこと」は別だと知るのも大切です。
よくある疑問Q&A
Q1. 馬連は順番が関係あるの?
→ いいえ、順番は関係ありません。選んだ2頭が1着・2着に入れば、着順にかかわらず的中です。
Q2. 3着に入っても当たりになる?
→ 残念ながらなりません。馬連は“1着・2着”の2頭を当てる馬券なので、どちらかが3着以下の場合は不的中です。
Q3. 馬連は儲かるの?
→ 馬連は“そこそこ当たって、そこそこの配当”が狙えるバランスの良い馬券です。
高配当を狙うには穴馬との組み合わせが鍵になりますが、的中率とのバランスも考えながら買いましょう。
馬連はこんな人におすすめ!
- ◎ 1頭だけは自信がある!という人
軸馬がはっきりしている場合、相手を流して的中を狙いやすいです。 - ◎ 馬券の買い方に慣れてきた人
ワイドからステップアップして「少し難しいけど当たる楽しみがある馬券」に挑戦したい方にぴったり。 - ◎ 当たりやすさと配当のバランスを重視したい人
馬単よりも当てやすく、ワイドよりも配当がつきやすいので、ちょうどいいバランスの馬券と言えます。
【まとめ】
馬連は、競馬初心者にも扱いやすく、なおかつ戦略の幅が広い魅力的な馬券です。
基本は「2頭の馬が1着・2着に入ること」。信頼できる軸馬を見つけ、相手をうまく選ぶことで的中率も回収率もグッと上がります。
買い方の工夫や予想の組み立て方を楽しみながら、馬連で競馬の奥深さを感じてみてください!
📚 馬券の買い方に役立つおすすめ書籍
『勝てる馬券の買い方』(じゃい 著)
- 概要:芸人でありながら競馬予想家としても知られるじゃい氏による、馬券購入術を紹介。
- おすすめポイント:馬連を含むさまざまな馬券種の買い方(考え方)を学びたい方におすすめです。