函館競馬場の芝1200mは、2コーナーポケット奥からスタートし、比較的長く緩やかな上り坂(約490m)→スパイラルカーブ→短い直線(約262m)を走る構造が特徴です。
この“洋芝×坂×小回り”の組み合わせにより、持続力と瞬発力のバランスが重要で、毎年ハイペースと重馬場の両極端な決着が見られます。
過去10年のデータを基に、予想に役立つポイントを徹底解析します。
函館芝1200mのコースの特徴

画像引用 : JRA
489mの上り坂スタート → 3〜4コーナークロスカーブ → 短い直線:最初の坂で勢いをつけ、最後まで継続するスピードと持久力が問われる流れです 。
洋芝特有の重め馬場:真夏でも時計が掛かりやすく、洋芝由来の粘り強さが求められます。ただし開幕週は6秒台の高速決着になることも 。
スパイラルカーブによるスムーズな回転:外枠でも距離損が少なく、コーナー脱出の技術が試されます 。
枠順傾向
枠番 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 5.8% | 10.2% | 17.3% | 65% |
2枠 | 4.1% | 9.8% | 15.7% | 48% |
3枠 | 6.0% | 11.4% | 19.3% | 72% |
4枠 | 6.3% | 12.2% | 20.1% | 80% |
5枠 | 7.1% | 13.8% | 21.5% | 85% |
6枠 | 11.3% | 19.3% | 25.8% | 98% |
7枠 | 6.4% | 12.1% | 20.0% | 78% |
8枠 | 8.1% | 14.7% | 25.0% | 105% |
- 中枠(6枠・8枠)に実績あり:競馬ラボによると、6枠の勝率11.3%、複勝率25.8%でトップ。8枠も8.1%、25.0%という数字です 。
- 内枠有利がベース:イン取り戦略では1〜3枠が有利ですが、差し馬が包まれるリスクもあり一概には言えません 。
- 極端な枠(1・3枠)も油断禁物:枠順ではなく「展開×騎手×馬能力」が重要で、内でも外でも穴が出やすい構図です。
脚質別傾向
脚質 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 22.1% | 32.8% | 40.3% | 128% |
先行 | 14.5% | 24.1% | 32.6% | 92% |
差し | 7.2% | 13.8% | 21.0% | 77% |
追込 | 3.5% | 7.0% | 11.6% | 38% |
- 逃げ・先行最強:逃げ馬は勝率約22%、先行も複勝率30%超という高数値を記録 。
- 差し馬も穴を演出:優勝には届きにくいものの、3連系では差しが複勝圏に入るケースもあり、回収率20%超 。
- 追い込みには展開次第の面あり:短い直線に加え馬群の中から差すのは厳しく、展開や馬場条件が有利に働くときのみ浮上 。
血統傾向
種牡馬 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
ロードカナロア | 14.2% | 29.1% | 118% | 洋芝適性・安定感抜群 |
モーリス | 11.3% | 25.6% | 106% | 芝短距離で好走多数 |
ダイワメジャー | 10.5% | 22.3% | 97% | スピードと粘り強さ |
ミッキーアイル | 12.8% | 24.7% | 112% | 先行しての粘りに強み |
母父 サクラバクシンオー | 9.7% | 21.4% | 94% | 短距離×小回り巧者 |
- ロードカナロア産駒:直近5年で勝利17回、複勝率29.1%、回収率良好 。
- モーリス、ダイワメジャー、ミッキーアイル:短距離適性と洋芝適性が高い種牡馬。単勝回収率も100%超 。
- 母父・サクラバクシンオー系:小回り×洋芝に対応する配合傾向が有効 。
- 欧州血統(フレンチデピュティ、クロフネ、サンデー系母父):洋芝での粘り強さや回収価値が高く評価 。
まとめ
函館芝1200mは、小回り・洋芝・上り坂・スパイラルカーブ・短直線という特殊環境が絡み合う「ハイブリッド短距離戦」。
- 脚質は逃げ・先行重視、差しの評価も柔軟に
- 枠順は中枠~外中寄りが回収率良好
- 血統は短距離+洋芝&小回り性能重視。ロードカナロア、モーリス、母父欧州血統に注目
毎週刻々と変わる馬場状況と展開を踏まえつつ、傾向を柔軟に使って馬券を組み立てましょう。
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「なんとなくの感覚」や「オカルト的な読み」ではありません。
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つまり、「なんとなく」で選ぶのではなく、
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