高知競馬の1300m戦では、
「1枠は不利」「内は伸びない」
という話が昔から有名です。
その理由としてよく挙げられるのが、
「内側の砂厚が深い」というコース特性です。
この記事では、
- なぜ高知競馬場で1枠不利と言われるのか
- 内側の砂厚は本当に影響しているのか
- それでもデータ上、1枠は不利なのか
- ファイナルレースでの正しい狙い方
を、2025年データをもとに整理して解説します。
なぜ高知競馬場では「1枠不利」と言われるのか?
高知競馬場で1枠不利説が広まった最大の理由は
高知競馬場の内ラチ沿いの砂厚は、他の競馬場に比べて深く設定されています。
一般的な競馬場の砂厚が8~10cm程度であるのに対し、高知競馬場では14cm前後になることが多く、特にコーナーの内側はさらに深くなっています。
内側の砂厚が深いとどうなるのか?
元々砂厚が深いことに加えて、
- 内側に水分と砂が溜まりやすい
- レースを重ねると、内ラチ沿いが掘れやすい
- 特に差し・追込馬は砂を被ってスピードを削がれる
そのため、
- 内を通った馬が止まる
- 外を回した馬が伸びる
- 「やっぱり内はダメだ」という印象が残る
こうした見た目の負け方が積み重なり、
「高知=1枠不利」という評価が定着しました。
それでも「1枠=不利」と言い切れない理由
重要なのは、
砂厚が深い=すべての馬に不利、ではないという点です。
砂厚の影響を受けやすい馬
- 大型馬(馬体が重く、沈みやすい)
- 追込脚質(加速地点が砂厚ゾーン)
- スタートが遅く砂を被る馬
一方で、
砂厚の影響を受けにくい馬
- 小柄な馬
- 逃げ・先行馬
- スタート直後に前へ出られる馬
これらの馬は、
砂が荒れる前の内ラチをロスなく使えるため、
むしろプラスに働くケースも多いです。
【2025年上期】高知1300m 枠順別成績
では実際のデータを見てみましょう。
| 枠 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 1着回数 | 着外率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 9.8% | 18.2% | 28.3% | 42回 | 71.7% |
| 2 | 10.2% | 19.5% | 29.1% | 45回 | 70.9% |
| 3 | 11.5% | 20.8% | 30.4% | 49回 | 69.6% |
| 4 | 9.3% | 17.6% | 27.2% | 40回 | 72.8% |
| 5 | 8.7% | 16.9% | 26.5% | 37回 | 73.5% |
| 6 | 8.1% | 15.8% | 25.3% | 35回 | 74.7% |
| 7 | 7.5% | 14.6% | 24.1% | 32回 | 75.9% |
| 8 | 6.9% | 13.4% | 22.8% | 29回 | 77.2% |
データから分かる結論
- 内枠(1〜3枠)は勝率・複勝率ともに上位
- 1枠の成績は平均以上
- 外枠に行くほど着外率が上昇
👉 「砂厚がある=1枠が不利」という単純な話ではないことが分かります。
「1枠で不利になる馬」の正体
1枠がダメなのではなく、
砂厚と相性の悪い馬がダメというのが実態です。
| 馬質タイプ | 不利度 | 理由 |
|---|---|---|
| 大型馬(480kg以上) | 高 | 砂に沈みやすく加速できない |
| 追込脚質 | 高 | 直線で砂厚ゾーンを踏みやすい |
| スタート難 | 中 | 内で詰まり砂を被りやすい |
| 小柄先行馬 | 低 | 砂が荒れる前に主導権を取れる |
ファイナルレースでは砂厚の影響が強まる
ファイナルレースは、
- 多頭数
- ペースが読みにくい
- 外からの捲りが頻発
このため、通常戦よりも砂厚の影響が強く出ます。
ファイナルにおける1枠成績
| 比較 | 勝率 | 複勝率 | 回収率 |
|---|---|---|---|
| 通常1300m・1枠 | 9.8% | 28.3% | 横ばい |
| ファイナル・1枠 | 8.5% | 25.2% | 横ばい |
成績はやや低下しますが、
条件を選べば回収率は落ちません。
ファイナルで狙うべき具体条件
| 狙い目 | 条件 | 複勝率目安 | 買い方 |
|---|---|---|---|
| 内枠先行(1〜3枠) | 小柄・逃げ先行 | 32%超 | 単勝・複勝軸 |
| 中枠器用馬(4枠) | 二の脚が速い | 約28% | 馬連・3連複 |
| 避けたい馬 | 大型追込 | 15%以下 | 基本消し |
まとめ|「砂厚=1枠不利」は半分正解、半分ウソ
- 高知競馬場の内側は確かに砂厚が深い
- ただし不利になるのは「馬質が合わない場合」
- 小柄で先行できる馬なら1枠は好条件
- ファイナルは内〜中枠+馬体重・脚質重視が正解
枠だけで判断せず、「砂厚 × 馬のタイプ」で考える。
これが高知1300mで穴を拾う最大のコツです。

